2018年2月24日土曜日

Ruby on Railsでの業務メモ(メール送信機能)

    現在事務所で使用している自作の事件管理システムで、日常的にもっとも使う機能は、日々の業務メモの編集・閲覧だと思います。

    事件ごとに事件の進捗や電話でのやりとりを入力し、時系列で一覧する。
    自分のための備忘録でもあり、共同で業務にあたる者との間での情報共有でもあり、事務員から弁護士への報告でもあり,事件関係者との間で言った言わないのトラブルの予防策でもあります。
    この機能が機能を果たすためには、きちんとメモが残されていることが必要であるため、なるべく手間をかけずに目的とする事件情報にたどり着き、メモが記録できるようにと設計しています。
  
    旧版からその設計思想は変わらないですが、FileMakerからRuby on Railsに移行した機に、新たにメール送信機能も追加しました。
    
 具体的な使い方としては,利用している弁護士が「利用者情報編集」画面を表示させます。
 (各画面の右上に自分の名前が表示されているので,そこをクリックして,「利用者情報編集」というところをさらにクリックします)




 そうすると移動した利用者編集画面の下の方に、「不在状態にする」というチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れ,「更新する」ボタンを押します。


 このように「不在状態」にしておくと,当該弁護士が関与している事件(主担当事件及び関与事件)について業務メモが新たに作成されると、その内容が弁護士のメールアドレス宛に送信されてくるようになります。

 これにより、弁護士が不在のときでも、事務員としては記録と同時に報告を兼ねることができ、弁護士としては、事件に動きがあったことを逐一メールで知ることができます。

2018年2月7日水曜日

MacOS Sierra で下駄配列(Karabiner-Elements)

 個人的に,キーボードで日本語入力をする際には,「ローマ字入力」ではなく,「下駄配列」という入力方式を使っています。
 「ローマ字入力」ではない入力方法で,「かな入力」以外に見かけるものとしては,「親指シフト」というものがありますが,乱暴にいえば,それの中指版みたいなものです。

 そのような特殊な配列をMacで使用するためには,「Karabiner」というキーリマップソフトを使っていたのですが,この「Karabiner」は,MacOS Sierraには対応しなくなってしまいました。

 今更ローマ字入力で入力するのはつらい(できなくはないがだるい)ので,ずっとOSのアップデートを我慢して,Yosemiteのままで使用しておりました。

 いつか後継のソフトが出来上がるだろうとずっとウォッチしていましたが,なかなか出てこない。
 Karabinerの作者のKarabiner-elementsも開発が進んでいたので,今か今かと待ち望んでいましたが,下駄配列が実現できるような状態にまではなかなかなりません。
 もっとも,機能はどんどん追加されていて,修飾キー以外のキーをシフトキーとして使えそうな状態になっていることに気づきました。
 (Aというキーを押しながらBというキーを押したら,Cというキーとして機能させる,みたいなこと)

 同時押しの機能自体はまだ実装されていないので,擬似的ではありますが,現状の機能で下駄配列を実装してみました。

 具体的には,上記の「Aというキーを押しながらBというキーを押したら,Cというキーとして機能させる」という機能を使っています。
 これだけだと,AとBを同時押しした場合,少しでもBが早いと同時打鍵したことにならなくなってしまうので,「Bというキーを押しながらAというキーを押しても,Cというキーとして機能させる」という設定も同時に加えています。
 →その後同時押しの機能が追加されたので,自分で下駄配列の設定ファイルを作ってみました。
(設定ファイルを~/.config/karabiner/assets/complex_modificationsに置いて,設定に反映させます。
 より詳しくは,https://qiita.com/s-show/items/a1fd228b04801477729cのサイトに解説されています。)

 記号シフトは一部(自分が使うもの)しか設定を入れてませんし,拗音シフトも「てゃ」などの自分が使わないもの入れていないので,完全版ではありません。
 それでも一応ある程度想定通りに動くことは動いたので,まあよしとして,OSもアップデートしました。
 (これでようやくAppleWatchで自動ロック解除ができる)
 本記事の一番下に設定ファイルのダウンロードリンクを記載しておきますので,興味のある方は試してみてください。

 使ってみて思うことは,シフトキーにあたるキーを打つ時(単打で「し」や「い」を打つ時)については,キーを離したときに単独打鍵という判定になるので,ロールオーバーする打ち方をすると,入力されないというのが難点です。
 ダララっと流れるように打つと,他のキーと同時打鍵と判定されてしまって,意図したキーが押されたことにならないというのが若干困ります。

 設定例は参考までにアップしておきますので,誰かいい方法があったら教えて下さい(30年2月9日更新)。
 →その後同時押しの設定が加わったので,ファイル及びリンクを修正(30年4月13日)

https://yahoo.jp/box/cc0PMy

2017年12月19日火曜日

Ruby on Railsで後見事件の管理

 自作の事件管理データベースでの,後見事件の管理についての機能説明です。

 後見事件は,報告年度ごとに各種の書類を作成することになりますので,「後見関係」のタブで,作成基準日と報告期間を登録します。


 「後見関係」タブでは,さらに「財産目録・収支計算書作成」ボタンを押すと,後見書類の作成ページに移動できます。




 上半分が財産目録を入力する部分となっていて,銀行口座等を入力することができます。
 登録した銀行口座等には,さらに「取引入力」ページが用意されていて,通帳に記載されている個々の取引を登録することができます。




 取引入力画面では,施設費用や年金の受領など,定期的な支出入については,まとめて入力することができるようになっています(「毎月×12」,「隔月×6」ボタン)。

 個々の取引を入力するのは多少手間ではありますが,入力さえしておけば,預金残高,年間収支等は自動的に集計され,当初の画面の収支計算書に反映されるようになっています(途中から始めて預金残高を通帳の残高に合わせたいという場合は,収支の分類に「残高調整」というものがありますので,それを使って当初残高を設定すれば実現できます。)。

 反映された収支計算書は,財産目録と同様に,Excelファイルで出力することができます。
 (なお,画面に表示されている情報はダミーデータです。)
 




2017年10月23日月曜日

二段階認証の導入と出納帳のExcel出力機能


 自作の事件管理データベースの機能説明です。
 
 ログインすると,画面右上に自分の名前が表示されます。
 そこから,利用者情報を編集することができます。
 


  その画面の中に「二段階認証を有効化(無効化)」という緑のボタンがあるので,それを押すことで,二段階認証を有効にすることができます。
 認証コード(ワンタイムパスワード)は,スマートフォンのアプリから確認することもできますし,登録メールアドレスに送信されますので,そちらで確認することもできます。


 二段階認証を有効にすると,ログイン時にメールアドレス及びパスワードを入れて認証した後,さらに認証コード(ワンタイムパスワード)を入力する画面が表示されます。
 セキュリティ的に,二段階認証を有効にして運用することを予定しています。

 もう一つ進行中なのは,出納帳のExcel出力機能です。


 緑の「Excel出力」ボタンを押すと,それぞれの出納帳の内容がExcelに転記された形で,出力されます。
 出力する日付の期間を指定する機能については,今後搭載する予定です。

2017年9月29日金曜日

Ruby on Railsによる事件管理システム



 過去記事にあるとおり,従来,FileMakerというアプリケーション上でデータベースを自作し,事件情報を管理するなどしてきました。

 事務所内で運用を開始してから数年が経過しましたが,その間に,事務所のメンバーが増加し,共同利用者が増えました。
 その結果,FileMakerというアプリケーション上の同時接続数の関係で,支障が生じるようになりました。
 
 そんなとき,本を読んでいて,「たいていのことは,時間さえかければ,最終的にはなんとかできる。もし無理なら,もっと時間をかければいい。多くの人は,その時間をかけることもなく,無理と言っているだけ」という文章に接し,思い立って,とりあえず作ってみました。それが今年の6月のこと。

 実際にやってみると,事前に想像していたよりも,意図通りのものが出来上がりそうです。
 職場でのテスト運用間近というところです。
 従来のシステムと同様,Word,Excelファイルの出力機能も実現できました。



上の画像は,書面作成機能を利用しているところです。
 データベースに入力されている情報が転記されたWordファイルが出力されます。
 訴状,準備書面,答弁書や,FAX連絡書,郵送での連絡書などが出力できます。



 画面左側に関与弁護士を選択する欄があります。
 複数人の関与弁護士を作成することができます。
 (削除したい場合は選択肢の中の一番上のものを選んで,誰も選択していない状態にすることで,削除をすることができます)



 事件一覧画面において,主担当事件だけではなく,関与事件の一覧を表示することができます。


 預り金出納帳,立替金出納帳機能も作成しています。

2015年12月29日火曜日

依頼者詳細画面での生年月日の入力

 自作のファイルメーカーによる事件管理データベースの説明書です。
    依頼者詳細画面では,生年月日を登録することができます。
 
 西暦で分かっている場合には,そのままそれをフィールドに入力すれば,自動的に和暦で表示されます。
 和暦で分かっている場合に,頭の中で西暦に換算してから入力するのは大変なんですが,以下のようにすれば和暦をもとにして入力することができます。


「日付フィールドに和暦を入力するには、次の2つの方法があります。

1)「年」の前に「h」、「s」、「t」、「m」の文字を入力します。
「h」は平成、「s」は昭」、「t」は大正、「m」は明治の意味となり、入力する際、全角/半角、大文字/小文字のどちらでもかまいません。
     例:H23.11.8  s33/11/18

2)「年」と「月」と「日」のセパレータとして「+」を使用すると、和歴(平成や昭和など)の入力になります。「年」を1桁か2桁で入力した場合、以下のように判断されます。」

 入力値
和暦

 1 〜 25
平成
  1+11+10  =>  平成 元年11月10日
 26 ~ 64*
昭和
 26+11+10  =>  昭和26年11月10日
 64
平成
 64+11+10  =>  平成 元年11月10日
 65 ~ 89*
西暦
 77+11+10  =>  昭和52年11月10日
 89 ~ 99
平成
 89+11+10  =>  平成 元年11月10日
64+1+8  =>  平成元年 01 月 08 日

89+1+8  =>  平成元年 01 月 08 日

※FileMaker Pro 12v3 では、上記の平成の期間を変更されたとのことです。

1 〜 35
平成
1+11+10 => 平成 元年11月10日
36 〜 64*
昭和
36+11+10 => 昭和36年11月10日
※和暦入力したデータを確定すると、西暦の日付に自動変換されます。

和暦の入力方法

2015年12月24日木曜日

Surface3のレビュー

 当初は東芝のdynapadを購入するつもりだったものの,改めて自分の求める要素を書き出してSurface3との比較を検討しているうちに,「Surface3の方がいいぞ」ということになって,結局そちらを購入してしまいました。


サイズ感,重量

一言で言えば「いい感じ」です。
 思っていたよりもよく,意外と重さも気になりません。。
 サイズは若干大きめではあるものの,取り回しできないほどの大きさではないと感じます。
 むしろ,iPadよりもやや大きめの大きさで,雑誌などの大きめのサイズの書籍を電子化したものを閲覧するのにとても重宝しています。
 アスペクト比も3:2なので,横でもタテでも使いやすいです。
 画面はWindowsのスケーリングの問題なのか,時折若干にじんだように表示されることもありますが,それでも十分に高精細できれいです。

タイプカバー 

カバーとしての取り回しはとてもしやすいです。
 カバーを閉じるとスリープに入るところなんかさすがに純正品といったところです。
 今まで純正品以外のBluetoothキーボードを使っていたので,使いたいときにすぐ使い始められて,終わったらすぐしまえるのは便利です。
 またBluetoothなどではなく物理的に接続されているので,最初から本体に認識させる作業をする必要がない点,いわゆるチャタリングを気にする必要がない点及び本体から給電されるので別途充電を気にする必要する必要がない点も,大きな利点です。

 一方,キーボードの部分の打ち易さは,そこそこといったところです。
 薄いからしょうがないという面はあるものの、打鍵感はあまり良くないです。ペコペコするというか。
 使っているうちに慣れることのできる範囲内だとは思います。
 なお,勘違いして当初Pro4用タイプカバーを購入してしまったので,そちらも見たのですが(実際には使用できていないのでちょっと触っただけです),アイソレーションキーボード(個々のキーの間に隙間が作ってあるもの)になっていて、使いやすそうでした。
 それと比較すると,3用のタイプカバーの場合は快適さは落ちると思います。
 
 あと,タッチパッドは狭いです。
 特に縦方向が短いので,狭苦しさを感じます。
 もっとも,サイズから言ってしょうがないというところがあり,ないことに比べれば天地の差です。
 一応ジェスチャーにも対応していて,3本指で上にスワイプすると,起動しているアプリ一覧画面になるなど,ちょっとMacっぽく使うこともできます。
 
 その他タイプカバー関係の若干マニアックな話でいえば,CapsキーとCtrlキーの入れ替えも無事に行うことができました(レジストリをいじります)。 
 Capsキーの位置は,「A」キーの左という,左手の小指で押しやすい位置にあるのに,ほぼ使いません。一方で,Ctrlキーは,よく使うのに,キーボードの最下段という使いにくい位置にあります。
 そこで,この両者を入れ替えて使用すると便利になります。
 手打ちでレジストリを入れ替えるのは大変なのですが,ネット上にあらかじめそれらを入れ替えられるように設定してくれているファイルがあるので,レジストリのバックアップを取ったうえで,実行すると,両者が入れ替わります。
 余談ですが,以前買ったMicrosoft社のUniversalMobileKeyboardでそれをやると,元のCapsキーを押すとなぜかCtrlキーに加えてShiftキーまで入力されることになってしまうという困った現象が出てしまい,全く使い物になりませんでした。
 同じことにならなくてとりあえずよかったです。

性能等

もともと旧世代(Baytrail世代)のCPUと2ギガメモリを搭載した8インチWindowsタブレットを使っていたので,性能的には全く心配していませんでした。
 8インチタブレットでも,Word,Excelは十分動いていましたので。
 Surface3は,CPUはCherrytrailになり, 64ビットOSでメモリも4ギガになったので,気持ち快適になりました。
 きびきび迅速に動くかといえば,たまに多少待つことがあるかなとは思いますが,個人的には全然気になりません。
 この辺りは期待度によるところが大きいかなと思います。

やれること

Dropboxを使ってファイルのやりとりをする,Word・Excelファイルの編集をする,ファイルメーカーの簡単な入力作業を行う,Chromeでウェブサイトの閲覧をする,Emacsでテキストファイルを編集する,PDFを管理・閲覧する,MetaMoji Noteで手書きメモを作成する,ということがどれも十分スムースに行うことができます。
 これだけのことが全てそれなり以上に出来るのは,なかなかないと思います。
 オリジナリティにあふれた感想でいえば,「これさえあれば,何もいらない」という感じです。

 従来,MacBookAirとiPadを両方かばんに入れて持ち歩いたりしており,最近の8インチタブレットとBluetoothキーボードを持ち歩くスタイルのときも,やはりPDF閲覧用としてiPadは手放せませんでした。
 ところが,ついにSurface3のときには,iPadを家に置いたまま外出することができています。

 なおWindowsのストアアプリはあまり充実していないのですが,PDFの閲覧ソフトであるPico Viewerはなかなか優秀で,おすすめです。
 MacやiOSに比べて,WindowsはPDFの閲覧・編集が得意ではないですが,Pico Viewerはページの表示速度もなかなか早くて実用的に使えるなと思っています。