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2017年9月29日金曜日

Ruby on Railsによる事件管理システム



 過去記事にあるとおり,従来,FileMakerというアプリケーション上でデータベースを自作し,事件情報を管理するなどしてきました。

 事務所内で運用を開始してから数年が経過しましたが,その間に,事務所のメンバーが増加し,共同利用者が増えました。
 その結果,FileMakerというアプリケーション上の同時接続数の関係で,支障が生じるようになりました。
 
 そんなとき,本を読んでいて,「たいていのことは,時間さえかければ,最終的にはなんとかできる。もし無理なら,もっと時間をかければいい。多くの人は,その時間をかけることもなく,無理と言っているだけ」という文章に接し,思い立って,とりあえず作ってみました。それが今年の6月のこと。

 実際にやってみると,事前に想像していたよりも,意図通りのものが出来上がりそうです。
 職場でのテスト運用間近というところです。
 従来のシステムと同様,Word,Excelファイルの出力機能も実現できました。



上の画像は,書面作成機能を利用しているところです。
 データベースに入力されている情報が転記されたWordファイルが出力されます。
 訴状,準備書面,答弁書や,FAX連絡書,郵送での連絡書などが出力できます。



 画面左側に関与弁護士を選択する欄があります。
 複数人の関与弁護士を作成することができます。
 (削除したい場合は選択肢の中の一番上のものを選んで,誰も選択していない状態にすることで,削除をすることができます)



 事件一覧画面において,主担当事件だけではなく,関与事件の一覧を表示することができます。


 預り金出納帳,立替金出納帳機能も作成しています。

2013年7月15日月曜日

ファイルメーカーによる訴状等作成支援機能

 事件管理データベースに情報が溜まってくると,
同じ情報を二度入力したり,コピペしたりということが
とても手間に感じられてきます。

 そうなってくると,書面作成についてもなんとか
ファイルメーカーでできないかという欲が出てきます。

 ファイルメーカー上でもA4で1枚程度の簡単な文書については,
作成して印刷できるようにはしていましたが,
インデントの微調整や,複数ページに渡った場合のページ番号の問題など諸々の問題があって,長文の作成にはやはり限界がありました。

 なんとかWordにデータを渡して連携を図るしかない,
と思っていたのですが,この度,試行錯誤が実を結び,
直接Wordファイルとして書面のデータを出力できるようになりました。


 詳細は以下のとおりです。

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 まず訴状作成画面の左下にある「訴状ひな形呼び出し」ボタンを
押すと,典型的な訴状の骨子を呼び出す画面が出てきます。


クリックで拡大

 使いたいひな形の請求の趣旨,請求の原因それぞれについて,
「訴状に貼り付け」というボタンを押すと,
訴状作成画面の請求の趣旨,請求の原因欄に
データが貼り付けられます。

 この訴状のひな形データは使えそうなものが新たに生じる都度,
追加していくこともできます。
 また訴状の類型ごとに絞り込んで表示することもできます。
 このようなひな形を利用することで要件事実の漏れや勘違い
などの初歩的なミスを防ぐことが期待出来ます。

 元の訴状作成画面の右上には,訴額を入力する欄があります。
 訴額を入力すると,700万円までは印紙代が自動的に入力されます。





 ある程度必要な情報が入力できたら,
「訴状レイアウト」というボタンを押します。



 そうすると
「作成日付(例えば今日なら「20130715」)+依頼者名+訴状.doc」という名前でデスクトップにファイルが作成され,自動的に開きます。
 作成されたWordファイルは,住所,氏名,管轄裁判所等,
データベースに入力済みのデータは自動的に転記されている
状態となっています。
 相手方が個人か法人かに応じて,自動的に入力される情報は変化するようになっています。

 ひな形から入力した請求の趣旨,請求の原因等ももちろん入力された状態となっています。
 もっとも,請求原因のインデント等については,整える必要がありますから,そこから先はWordの方で細かい調整をしていきます。

 以上の通り,Wordファイルとして出力できるようになったことで,
より意図したとおりの文書作成に近づきました。
 とりあえず現時点で出来ているのは,訴状作成機能と送付書兼受領書作成機能だけですが,他の書面でも原理は同じなので,準備書面や各種申立書等も時間の問題です。

 (2014年12月7日追記。その後ファイル名の変更により,上記のひな形からの請求の趣旨及び請求の原因のコピーが機能しなくなっていました。現在再度修正して使えるようになっています。)