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2015年12月24日木曜日

Surface3のレビュー

 当初は東芝のdynapadを購入するつもりだったものの,改めて自分の求める要素を書き出してSurface3との比較を検討しているうちに,「Surface3の方がいいぞ」ということになって,結局そちらを購入してしまいました。


サイズ感,重量

一言で言えば「いい感じ」です。
 思っていたよりもよく,意外と重さも気になりません。。
 サイズは若干大きめではあるものの,取り回しできないほどの大きさではないと感じます。
 むしろ,iPadよりもやや大きめの大きさで,雑誌などの大きめのサイズの書籍を電子化したものを閲覧するのにとても重宝しています。
 アスペクト比も3:2なので,横でもタテでも使いやすいです。
 画面はWindowsのスケーリングの問題なのか,時折若干にじんだように表示されることもありますが,それでも十分に高精細できれいです。

タイプカバー 

カバーとしての取り回しはとてもしやすいです。
 カバーを閉じるとスリープに入るところなんかさすがに純正品といったところです。
 今まで純正品以外のBluetoothキーボードを使っていたので,使いたいときにすぐ使い始められて,終わったらすぐしまえるのは便利です。
 またBluetoothなどではなく物理的に接続されているので,最初から本体に認識させる作業をする必要がない点,いわゆるチャタリングを気にする必要がない点及び本体から給電されるので別途充電を気にする必要する必要がない点も,大きな利点です。

 一方,キーボードの部分の打ち易さは,そこそこといったところです。
 薄いからしょうがないという面はあるものの、打鍵感はあまり良くないです。ペコペコするというか。
 使っているうちに慣れることのできる範囲内だとは思います。
 なお,勘違いして当初Pro4用タイプカバーを購入してしまったので,そちらも見たのですが(実際には使用できていないのでちょっと触っただけです),アイソレーションキーボード(個々のキーの間に隙間が作ってあるもの)になっていて、使いやすそうでした。
 それと比較すると,3用のタイプカバーの場合は快適さは落ちると思います。
 
 あと,タッチパッドは狭いです。
 特に縦方向が短いので,狭苦しさを感じます。
 もっとも,サイズから言ってしょうがないというところがあり,ないことに比べれば天地の差です。
 一応ジェスチャーにも対応していて,3本指で上にスワイプすると,起動しているアプリ一覧画面になるなど,ちょっとMacっぽく使うこともできます。
 
 その他タイプカバー関係の若干マニアックな話でいえば,CapsキーとCtrlキーの入れ替えも無事に行うことができました(レジストリをいじります)。 
 Capsキーの位置は,「A」キーの左という,左手の小指で押しやすい位置にあるのに,ほぼ使いません。一方で,Ctrlキーは,よく使うのに,キーボードの最下段という使いにくい位置にあります。
 そこで,この両者を入れ替えて使用すると便利になります。
 手打ちでレジストリを入れ替えるのは大変なのですが,ネット上にあらかじめそれらを入れ替えられるように設定してくれているファイルがあるので,レジストリのバックアップを取ったうえで,実行すると,両者が入れ替わります。
 余談ですが,以前買ったMicrosoft社のUniversalMobileKeyboardでそれをやると,元のCapsキーを押すとなぜかCtrlキーに加えてShiftキーまで入力されることになってしまうという困った現象が出てしまい,全く使い物になりませんでした。
 同じことにならなくてとりあえずよかったです。

性能等

もともと旧世代(Baytrail世代)のCPUと2ギガメモリを搭載した8インチWindowsタブレットを使っていたので,性能的には全く心配していませんでした。
 8インチタブレットでも,Word,Excelは十分動いていましたので。
 Surface3は,CPUはCherrytrailになり, 64ビットOSでメモリも4ギガになったので,気持ち快適になりました。
 きびきび迅速に動くかといえば,たまに多少待つことがあるかなとは思いますが,個人的には全然気になりません。
 この辺りは期待度によるところが大きいかなと思います。

やれること

Dropboxを使ってファイルのやりとりをする,Word・Excelファイルの編集をする,ファイルメーカーの簡単な入力作業を行う,Chromeでウェブサイトの閲覧をする,Emacsでテキストファイルを編集する,PDFを管理・閲覧する,MetaMoji Noteで手書きメモを作成する,ということがどれも十分スムースに行うことができます。
 これだけのことが全てそれなり以上に出来るのは,なかなかないと思います。
 オリジナリティにあふれた感想でいえば,「これさえあれば,何もいらない」という感じです。

 従来,MacBookAirとiPadを両方かばんに入れて持ち歩いたりしており,最近の8インチタブレットとBluetoothキーボードを持ち歩くスタイルのときも,やはりPDF閲覧用としてiPadは手放せませんでした。
 ところが,ついにSurface3のときには,iPadを家に置いたまま外出することができています。

 なおWindowsのストアアプリはあまり充実していないのですが,PDFの閲覧ソフトであるPico Viewerはなかなか優秀で,おすすめです。
 MacやiOSに比べて,WindowsはPDFの閲覧・編集が得意ではないですが,Pico Viewerはページの表示速度もなかなか早くて実用的に使えるなと思っています。



2015年2月15日日曜日

Windowsタブレット導入記

 8インチのWindowsタブレットを購入してしまいました,というお話です。


どうして購入したのか

もともとモバイル環境に満足していなかったからです。

 私は,仕事の外出時には必ずメモ取り用にパソコンを持参する習慣があります。
 それまではMacBook Airを使用していました。
 このパソコンには大いに満足していますが,
常に持ち運んで利用するには,自分の基準からすれば重い。
 自分の設定するモバイルマシンの基準は,
定性的にいえば「使わないかもしれなくても持っていく気になる重さ。
 定量的には1キロ以下。
 MacBook Airは約1.3キロですから,その基準からすれば,重いのです。
 他に荷物がなければまだ大きな問題にはなりませんが,常にそうとは限りませんから,やはり重いのです。

なぜWindowsタブレットか

求める機能としては,快適にメモ取りができること,です。
 日常的な外出時には基本的にはそれができれば十分です。

 本格的な出張などで,ある程度がっつり仕事もしたいみたいなときは,重さを覚悟してMacBook Proを持っていけば足ります。

 重さだけを考えれば,800グラム台のメーカー製ノートパソコンもあるにはあります。
 しかし,そうなると価格が20万円を超える程度までいってしまいます。
 日常的に持ち運ぶ用途だと,故障や盗難も考慮に入れる必要があるわけですし,そこまで高価なものは対象から外れます。

 すでに所有しているiPadやiPad miniにキーボードをつなぐというのではダメなのか。一番普通の発想はこれになりますし,大抵の人はこれで事足りると思います。
 しかし,個人的にはダメです。
 iOSデバイスでは,日本語入力環境が貧弱過ぎなんです。

 私の場合,ローマ字入力ではない「下駄配列」という特殊なものが使えるということが必須です。
 iOSデバイスでは,下駄配列なんていうマイナーな入力方式が使えるという話などおよそ聞いたことがありません。
 さすがに自分用にこのためにアプリを作るだけの時間はないですし。

 ついでにいえば,いわゆるEmacsキーバインドというものが使えることも必須です。
 Emacsキーバインドというのは,CTRLキーと他のキーを同時に押すことで矢印キーの代わりの動作をするなど,なるべくホームポジションから指を動かさずに済むように考えられたキーの組み合わせ,です。
 文章編集中にカーソルを前後左右,文頭,文末に移動させる必要があったりするわけですが,そのときもわざわざ手を離して矢印キーまで動かさなくても,ホームポジションのままさささっと動かすことができるのです。
 例えば,CTRLキーとPで前の行,CTRLキーとNで次の行,CTRLキーとBで一文字前,CTRLキーとFで一文字後,CTRLキーとAで文頭,CTRLキーとEで文末に移動などです。
 エンターキーもCTRLキーとJで入力します。
 慣れるまでちょっと違和感がありますが,慣れるともうそれなしではいられないくらい快適です。
 
 こういった細かなカスタマイズを実現しようと思うと,iOSデバイスではダメです。
 またAndroidはある程度自由度がありますが,それでも下駄配列は調べた限りダメです。

 その他ポメラみたいな文章作成専用のガジェットも,これらのタブレット以上にカスタマイズが出来ないので,ダメなわけです。
 

Windowsタブレット選び

そうなると,パソコンの汎用性を持っているWindowsタブレットしかない。
 Windowsタブレットなら,タブレットと言いながら,そこで動いているのはれっきとしたWindowsなわけで,上記のようなカスタマイズも自由自在。
 ついでながら,タブレットとしても利用できるわけですから,電車の中など読書をするのにも使うことができるという特典も付いています。

 Windowsタブレットの中では何がいいか。
 一番ノートパソコンに近いものだと,SurfaceProになります。
 悪くないんですが,重いのと高いのとで,却下。
 
 10インチタブレット。
 重い,高い。

 必然的に8インチタブレットに。
 その中での条件としては,解像度がレティナディスプレイに近いもので,なるべくストレージ(記憶容量)が大きい物。
 iPhoneやiPadAirに慣れてしまった結果,粗いディスプレイには耐えられなくなってしまったので,解像度は高めのものにしたいです。
 ストレージの点は,タブレット的にも使うなら,自炊した文庫本や新書を入れられるように,ある程度の容量を持っていてほしい。

 そうした観点で見ていくと,解像度が1920×1200の製品がそもそもあまりなくて,NECのlavie tabかレノボのthinkpad。
 前者は容量が64G。
 後者には128Gのものもあったものの,軽量ノートパソコンが買えるくらいの価格になってしまうので,lavie tab w 708にすることに。
 重さは370グラム。
 Bluetoothでつなげるキーボードもついでに買って,そちらの重さは350グラム。
 (マウスを別に用意するのは嫌だったので,ポインタ付きのthinkpadのヤツにしました。)
 合計しても720グラム程度で,価格は超軽量ノートパソコンの4分の1程度です。
 

使用感

初めてのWindowsタブレットですが,全体的には今のところわりと満足しています。

 特徴としては,良くも悪くも「パソコン」である,というものです。
  iPadはもちろん,Androidタブレットと比較しても,その「パソコン」感は半端ないです。
  電源切ろうとしたら,「アップデートをしています。15%」みたいに表示されるとか,普段使っているデスクトップのWindowsと何ら変わりません。

 iPadも実はコンピュータなわけですから,裏では無骨な動作を当然しているわけですが,ユーザーには基本的に全く見せないですよね。
 アップデートにしたって,白黒のリンゴの画面で横棒が伸びていくだけ。
 ジョブズがプレゼンにおいて「魔法のようなデバイス」と形容したiPadでは,「タブレットの魔法」はどこまでもかかっているわけです。

 一方Windowsタブレットは,舞台裏が丸見え。
 中の人が着ぐるみ脱いで休憩してる姿が見えるレベル。
 
 ただまあそれは目的とするところが違うからなわけで,逆によくここまで普通のパソコンに,タッチ操作のガワを着せたなと感心します。
 特長である「パソコン」であることは維持しつつ,一方で,モダンUIという形で「タブレットの魔法」を再現してみせる。
 そこにはエレガントさとか洗練された感じとかは全くないわけですが,力技でこれだけのことをやってのけるマイクロソフトの底力を久々に感じた気がします。
 
 とはいいながら,あまり詳しくない人への一般的なおすすめとしては,タブレットを買うならiPadかメジャーなAndroidタブレットがいいと思います。
 ノートパソコン的なことをしたいのであれば,ノートパソコンを買うのがいいと思います。

 Windowsタブレットのタブレット的な側面としては,Windowsストアアプリ(iOSデバイスにおけるAppStoreに相当するもの)を利用するのですが,品揃えは半端無く悪いです。
 Evernoteみたいなメジャーなアプリであっても機能が中途半端なものしかまだないくらいです。
 ある用途のアプリを探そうとしても,選択肢はあまりありません。