2014年6月2日月曜日

債権者リストの使い方

 自作の事件管理データベースで,債務整理状況表について,レイアウト上での説明が若干わかりづらいと思われるので,改めてどのようになっているか示します。



 「債務整理状況表」のタブをクリックすると,債権者名を入力する欄の左右に,「リスト選択」というボタンと「手動入力」というボタンがあります。



 「手動入力」というボタンを押してみるとどうなるか。
 「債権者名」だけではなくて,「郵便番号」,「都道府県名」などを入力する欄が表示されます。
 画面の表示スペースの関係で,初期状態では債権者名を入力する欄だけが表示されていますが,実は債権者について入力できる情報は,債権者名だけではないのです。
 「債務整理状況表」タブの中の,「債権者ラベル印刷」ボタンなどで使う住所等は,ここで入力した情報が使われるようになっています。

 では,「リスト選択」ボタンとは何か?



 「リスト選択」ボタンを押すと,「よく使う債権者リスト」ウィンドウが表示されます。


 ウィンドウの左端にある「今回使う」ボタンを押すと,当該債権者の住所等の情報が,自動的に先ほどの「手動入力」ボタンを押すと表示される画面の住所等の欄に転記されます。
 これにより,よく使う債権者リストにある債権者については,手動で住所等の入力をしなくてもいい,ということになります。

 ちなみになぜこのような構造になっているかというと,明らかに今後二度と出会うことはないだろう債権者も多くいる中,毎度毎度債権者リストに追加していくという形だと,リストが増えすぎて選択がだんだん困難になってしまうからです。

 そういうわけで,
①今後また使いそうな債権者については,1回目は債権者リストに登録して,2回目からは登録した債権者リストから,(上部の検索窓で検索するなどして,)「今回使う」ボタンによって情報を入力する。

②今後使うことは想定されず,今回だけ情報が使えればいい債権者については,直接「債務整理状況表」タブの「手動入力」ボタンを押して情報を入力する。
 という使い分けをすることになります。

2014年5月25日日曜日

依頼者ごと全事件横断の金銭出納帳

 微調整のアナウンスです。
 従来より自作のデータベースでは,「事件詳細」画面で事件ごとに金銭出納帳をつけることが出来ます。
 事件が一つしかない場合には特に問題はないのですが,依頼者によっては,調停→訴訟や,保全→訴訟→執行のように段階的に複数の事件を行うことがあります。
 そのような場合にでも,今までどおり各事件毎に各事件の事件詳細画面で金銭出納帳をつけておけば,「依頼者詳細」の画面で,その依頼者についてのすべての事件にわたっての金銭の出納を確認できるようになりました。
 (何かを新しく入力しなければならないというわけではなく,個々の事件で入力していたものが,呼び出されて表示されるという仕組みです。)

 依頼者の情報を入力する「依頼者詳細」の画面の右側に,「金銭出納帳(顧客全事件横断)」というタブが出来ています。



 そこをクリックすると,当該依頼者のすべての事件について金銭出納帳に入力していたものが,表示されます。
 上の画面の例で言えば,「債権仮差押命令申立事件」,「貸金請求事件」,「執行」のそれぞれの金銭出納帳に入力していたものが,下記のように一覧表示されます。



2014年5月18日日曜日

後見事務経過一覧表のExcel出力

 休日ということでFileMakerの拡充作業を行なっております。

 成年後見事件などの事務経過一覧表の作成もFileMaker上で行えるのですが,最終的にExcelファイルの形式で出力できないものかと試行錯誤しておりまして,一応の形として実現しました。
 現段階では全自動というわけには行かず,若干の手間が必要にはなりますが,Excelファイルの形式で出力できたほうが微調整がいろいろとしやすいので,選択肢としてはないよりはあったほうがいいかと思いますので,つけてみました。
 実際に試行してみて,支障が大きければまた検討します。



 従前の後見関係の書類を作成する画面に下記のようなボタンが新しく出来ています。
 



 上に位置する「Excelでひな形出力」というボタンを押すと,下記のように事件の種類に応じて内容部分以外の箇所が入力された状態のExcelファイルがデスクトップに作成されます。




 また,下に位置する「Excelで内容出力」というボタンを押すと,FileMaker上で入力していた日付と内容が列挙されたExcelファイルが作成されます。



 この日付と内容が列挙されたエクセルファイル上でコピーして,先ほどのひな形の方に貼り付けます。
 罫線を修正して,列の高さを自動調整すれば,Excelファイルでの事務経過一覧表の出来上がりです。
 この辺りの処理はExcelの方でマクロを使えれば自動化出来るものです。
 ただそのような知識はないので,とりあえずの形として実装してみました。
 もうちょっと試行錯誤すればいろいろなんとかなる余地がまだある気がします。

 管財の書式についてもExcelを使うので,ここでできることが広がるとそちらにも応用できそうです。

2014年5月6日火曜日

管財事件の書面作成機能

 ゴールデンウィークなので,
ファイルメーカーの機能の拡充作業に従事しておりました。

 一応最低限のところまでは出来て,実戦投入の段階まで来ました。

 「事件詳細」の画面の右側のタブの中から,「書面関係」を選択します。
 
 その中に「管財書式」という箇所があるので(あることは前からありましたが),そこに集会の期日を入力してから,「作成」のボタンを押します。




 そうすると「管財関係書面作成」の画面に移動します。




 開始決定の日時とか,債権者集会の日時とかを入力しておくと,その右側のボタンから,債権者宛の通知書,裁判所宛の口座開設報告書,申立代理人あての通知書を作ることが出来ます。

 右上のボタンから管財書式のExcelファイルも作成することが出来ます。
 もっとも,今のところ,係属裁判所とか,破産者の名前とか,そういう形式的な情報が入力された状態に出来るというだけの利点しかありません。
 交付要求とか,届出債権とか,財産目録とか,収支計算書とかはまだファイルメーカーの方では入力できません。
 これらはそれぞれ予め項目が決まっておらず,事件ごとに項目の数が異なるなどするので,データベースとExcelファイルとを結びつけるうまいやり方がまだ見つかっていないからです。
 中途ハンパにファイルメーカー上でやろうとするとかえって不便になるので,とりあえずは,これらについては今までどおりExcelファイル上で入力してもらうのがいいかなと思っています。
 何か手間を減らせる良いやり方が見つかったら導入します。

 p.s.交通事故用の訴状作成機能の方が便利なものが出来そうなので,そちらが先になるかも。
 
 

2014年4月29日火曜日

川崎ひかり法律事務所

事務所名が変更になりました。

旧坂本・池田法律事務所は,設立10週年を迎え,
事務所名を川崎ひかり法律事務所に変更しました。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

2014年1月4日土曜日

破産申立ての進捗表示

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 さて,年末年始ということでファイルメーカーの拡充作業に勤しんでおりました。
そのうちの一つが,破産申立ての進捗表示です。

 破産申立てにあたっては,種々の資料を準備する必要があります。
 その資料が一度に集まればいいのですが,五月雨式に集まってくると,どこまで集まっていて,残りは何が必要なのかということを把握する必要があります。
 また事件の性質上,複数の事件を同時並行して進めるので,その一件一件について,上記のように資料の収集状況を把握する必要があります。
 そのような把握を記憶に頼らなければならなかったり,毎度毎度事件袋を確認しなければならなかったりというのでは,無駄が多いような気がします。
 そこで,その収集状況をPC上で可視化し,かつ複数の依頼者の状況を一覧できるようにしたらいいのではないかということで,そのような機能を作ってみました。


 事件詳細のページのうちの,「債務整理状況表」のタブの中に,
「破産申立書類取得状況」という欄が新しく出来ています。



 「個人」か「自営・代表者」かを選択して,「開く」ボタンを押します。
 そうすると,「破産申立進捗」という画面になります。




 その画面内に必要書類が列挙されています。
 取得が必要なのにまだ取得できていないものは,「未了」のチェックが入った状態になります(この状態のものは赤字で表示されます。)。
 通常取得が必要になるものは最初から「未了」のチェックが入っています。
 依頼者によって,取得の必要のないものについては「不要」にチェックを入れます。
 「未了」となっている資料について,取得できたら「完了」にチェックを入れていきます。
 同じ画面内の「進捗状況」欄には,取得が必要な資料のうちどれだけが取得できているのかがパーセントで表示されます。
 最初は0%から始まり,全ての資料について「完了」のチェックが入ると100%になります。





 そして,その進捗状況は,「事件一覧」画面で,「破産」ボタンを押したときにも表示されます。
 この画面で,誰がどのくらいまで進んでいるのかが一覧できます。

2013年9月16日月曜日

共同利用を前提とした設計変更と金銭出納帳の改良

自作のファイルメーカーデータベースは,
今までは単独利用を前提とした設計でした。

この度,事務所内での利用者が増えるということと,
せっかくデータベースソフトを利用するのだから
利益相反チェックも出来るようにしたいという要望を受けて,
複数人の弁護士が一つのデータベースを利用する形態を
前提とした設計に変更しました。

そうはいってもなるべく使う上での面倒はふやしたくない,
ということで,起動時に利用する弁護士名を選択するようにして,
以後は基本的に単独で利用しているときと
操作上は変わらないようにしました。













起動すると上の画面が表示されるようになったのが変更点です。
弁護士を最初に選択するという一手間は増えましたが,
その後は選択した担当弁護士で自動的に絞込が行われるので,
一人で使っている時と使用感はほぼ変わりません。

担当弁護士を変更する小窓は事件一覧などの画面上にも
表示されているので,起動後に変更したくなった時も
名前の横の▼をクリックして違う名前を選択すれば,
違う弁護士で絞り込みが再度されます。


その他の変更点としては,
リクエストにより,金銭出納帳の表示形式等を変更しました。
具体的には,入出金の差を入出金のある都度表示する形式にしました。


























金銭出納帳関係でもう一つ。
後見事件等だと複数回にわたって
出納帳の収支を報告する必要があります。
従来のような今日現在の収支しかわからない形式しかないと,
前回の報告がどこまでで,今回はここからですよということを
別途書きこむなどする必要がありました。
そこで,後見事務経過一覧表を作成する際の期間に絞って
金銭出納帳を出力できるようにしました。
後見のタブの,事務経過一覧表を作成する画面に
新たに「対応する期間の金銭出納帳」というボタンができています。
これを押すと,事務経過一覧表を作成するために設定した
始期と終期の間に含まれる金銭出納帳の入出金だけが表として表示されます。
後見の報告の際に別途期間を考慮する必要なく,当該報告に関係する入出金だけが表となって現れるので,それを印刷すればいいということになります。














その他「今後の改良をしやすくするための改良」といった,
表面に現れない改良もされています。
例えば,Word形式で出力できる書面の追加が
しやすくなりました。
その関係で,仮差押命令申立書と陳述催告申立書も
作成できる書面のラインナップに加わっています。